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ウィッグの人毛と人工毛の違い

ウィッグで使われる髪の素材は、大きく分けて人毛、人工毛(合成繊維)、人工毛と人毛のミックスという3種類に分けられます。

それぞれスタイリングがしやすい、見た目が自然といった特徴があり、お手入れ方法や特徴も異なります。

それぞれの特性を知り、自分の希望に合ったものを選ぶのはもちろん、自分でお手入れがしやすいものを選ぶことが大切です。

 

 

軽さが特徴の人工毛

 

ウィッグの素材のひとつである、人工毛はアクリル系、ポリエステル、ポリアミドなどの化学繊維で作られています。つけていることを感じないくらい軽く、耐久性にも優れているのが特徴。カールをしても持ちがいいためスタイリングも行いやすいのも魅力です。速乾性が高い点も見逃せません。

デメリットとしては熱と静電気に弱いこと。注意しないと変色したり、劣化したりしやすくなります。ブラッシングをする際には静電気を防ぐ金ブラシを利用しましょう。しかし、最近は耐熱性のあるウィッグも販売されています。ヘアアイロンなどが使えるものもあるため、スタイリングにこだわりのある方におすすめです。

 

 

見た目が自然の人毛

 

ウィッグに用いられる人毛は、その名の通り人の髪の毛のことです。自然な見た目で、手触りもナチュラルであるため、自分の髪の毛と馴染みやすいのが特徴。カラーやパーマも自分の髪と同じように行うことができます。また、化学物質を利用しないため、肌の弱い人でも安心して使えることもポイントです。

ただし、枝毛などができやすいので注意が必要です。シャンプーやお手入れなどメンテナンスを怠ってはなりません。人毛は乾燥しやすいので、オイルなどでコーティングしてあげると長持ちするでしょう。

ウィッグにもよりますが、1年程度で紫外線によって変色してしまうことがあることがデメリットのひとつ。ひどい場合には染色し直さなければなりません。

また、人工毛と比べると洗ったあとなどの乾きが遅いです。さらに、人毛は大量生産が難しいことからウィッグ自体が高価になりやすいことも覚えておきましょう。

 

 

人工毛と人毛のミックスのメリット

 

人工毛と人毛をミックスさせたウィッグもあります。これは両方のメリットを活かすことができ、見た目の自然さを保ちながらスタイリングの自由度も高く保てるのが特徴です。

見た目や手触りが人工毛のものよりも自然で、日々のケアも楽に行えます。ただし、人毛と人工毛のメンテナンスをそれぞれ行わなければならない、という手間がかかるため、取り扱いには注意しましょう。

また、色褪せしない人工毛と色褪せしやすい人毛がミックスされていることから、長く使用していると色にバラつきが出てしまうこともあります。

一般的に通気性がよく見た目も自然な人毛のウィッグは高価で、人工毛で作られたウィッグは安価なります。

人工毛と人毛のミックスはその中間です。ウィッグは素材によってそれぞれ特徴が異なるため、どのようなヘアスタイルにしたいのか、によって髪質を選ぶようにしましょう。

 

 

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