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医療用、おしゃれ用に関わらず、ウィッグ使用時に気にすることが、「ウィッグだとバレてしまうこと」。
特に、職場やバイト先でウィッグを着用する場合、同僚だけでなく取引先やお客さまからどのように見えているのか、ということは非常に気になりますよね。
そこで、ウィッグ着用を悟られないための、「自然に見えるウィッグ選び」についてご紹介します。
地毛となじませる必要がないフルウィッグを選んで
ウィッグ着用を考える際、まず迫られるのがフルウィッグかハーフウィッグなどの部分ウィッグかという選択。
「より自然に見せる」という観点からは、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか?
「自然に見せる」という点でいうと、部分的に使うハーフウィッグよりも、全体にかぶって使うフルウィッグの方に軍配が上がります。
自毛を活かしたハーフウィッグではなく、髪の毛全体をウィッグで覆う方が自然だということが、意外に感じる方もいるかもしれません。
どうしても地毛との境目ができてしまう部分ウィッグでは、ウィッグの毛と地毛をなじませるのが難しくなってしまい、不自然さが出てしまうのです。
毛質やカラーもバリエーションが豊富に揃うウィッグですが、境目が分からないほどに自分の毛質やカラーに近いウィッグを探し出すことは、とても難しいことなのです。
そのため、毛質も色も同じフルウィッグで覆う方が自然に見えるはずです。
どうしてもハーフウィッグを使いたいという場合には、カチューシャやスカーフ、リボンなどの小物を上手に活用して、ウィッグと地毛の境目を自然に見せる必要があります。
こうした小物に視線を集めることで、ウィッグと地毛の境目に視線が集中することを避け、より自然な印象を演出するのです。
人工毛? 人毛? どちらが自然に見える?
ウィッグを選ぶ際には、その素材も注意して選ぶ必要があります。
比較的高価な人毛か、安価でメンテナンスも楽とされる人工毛か、難しい問題ですよね。
「より自然に見せる」という点で選ぶと、どちらが良いのでしょうか?
技術の進歩でとても自然な仕上がりのウィッグが増えてきてはいますが、自毛と自然になじむという点では、やはり人工毛に比べて人毛のウィッグの方が優れています。
特に、オーダーメイドで作った人毛ウィッグでは、境目が分からないほどに、毛色や質が自然というものもあります。
しかし、オーダーメイドの人毛ウィッグはとても高価になってしまう上に、メンテナンスの負担も大きくなります。
予算と使い勝手を考慮するのなら、セミオーダーを選ぶ。
または、人工毛とMIXしたウィッグでも問題はないでしょう。自分の予算と相談した上で、最適なウィッグを選びましょう。
着用方法でより自然に見せることも可能に
ウィッグの装着方法によっても、その仕上がりの自然さに大きな差が出る場合も。
フルウィッグでは、地毛をタイトにまとめておかないと、ウィッグが浮き上がったように見えて不自然さが出ますし、頭が大きく見えてしまうこともあります。
襟足や顔まわりのおくれ毛なども、きちんと固定しておかないとウィッグが浮いてしまって、不自然さの元となってしまうのです。
ウィッグを装着する前には地毛をできる限りタイトに、頭皮に沿わせてきつくまとめることがとても重要です。
専用ネットや水泳帽のようなキャップをかぶって、可能な限りタイトにまとめるようにしましょう。
特に、安価なウィッグで不自然さが露呈しやすい部分は、頭頂部のつむじや生え際といったところに集中しています。
どうしても不自然に見えてしまうこれらの部分は、帽子やカチューシャなどで隠してしまうのも効果的です。
ウィッグを装着している間中「周りの人にバレてないかな?」、「周りから見て不自然じゃないかな?」と、他人の視線を気にして過ごすことは、精神的にも負担が大きいものですよね。
自分に合ったウィッグを正しく選んで、適切に着用することで、自然なウィッグライフを実現しましょう。